男は、離れて暮らす娘が愛おしくてたまらない。そんな中、娘が新しい家族とインドへ移住することになり、別れの前に卒園式に出席しようとするが肝心のスーツを持っておらず、買うお金もない。そこで、スーツ店へ強盗に入るが・・・。
4年目の結婚記念日。早苗はささやかなディナーに夫・啓祐との共通の友人・麻紀を招待する。学生時代を共に過ごした3人だが、結婚以来 麻紀とは音信不通になっていた。久々の再会を喜ぶ3人の会話は弾み、隔てた時間は埋まるはずだったが・・・。
主人公の「伊藤このこ」は登校中に出会った同級生「一之瀬」くんに淡い恋心を抱く。その時このこは自分の指から真っ赤な糸が伸びるのを見つける。このこが自分の気持ちに気付いて行くにつれて、ぐんぐん伸びる糸!しかし、このこは揺れ動く自分の気持ちに戸惑い、遂には自分で糸を引きちぎってしまう。このこは、そして糸はどうなってしまうのか・・・!
郊外にぽつんと佇むコンビニエンスストア。そこで働く店員はコミュニケーションが苦手。彼はフリーターである自分の将来に漠然とした不安を抱えながらも何となく毎日を過ごす事しか出来ない。彼の名前は「おにぎりくん」。おにぎりくんはある夢を見たことから、自分と売れ残ったおにぎりを重ね、おにぎりを売ろうと奮闘しはじめる。
人口1万人足らずの田舎町。無投票当選で市長になった赤井は、市民からどう思われているか気になって仕方がない。ある日、意見箱に投函された手紙から自分の政治に自信を深めた彼は何とかして、その手紙を入れた人物に会おうとするのだが・・・。
<オムニバス>映画 ①「夫婦~めおと~」ふとしたことでズレていく夫婦の関係。②「いちゃ」噛みまくる医者の残念な話。③「アウト園児」アウトな園児の一大抗争。
超定番な時代劇を全編英語のミュージカルにした20分のショートフィルム。浪人が歌う、町娘が回る、悪代官がほくそ笑む。
いずみ(28)は、曲が書けなくなって以来、片時も傍を離れるなと言うようになった恋人・新一郎(36)の異常さについていけなくなり、その日ついに別れを切り出した。すると次の瞬間、気づくと手足を拘束され、変な化粧をされた状態で目を覚ます。世界中の誰よりも愛し続けると言って監禁生活を続ける新一郎だったが、彼の語る究極の愛のカタチというのは・・・。
主人公の「近藤さくら」は、企業でOLを勤める傍ら、自宅で認知症の母の介護をしている。自分を忘れ、他人(=母親の初恋の男性)と間違われる日々が続く。毎日の仕事と介護に奮闘するが、日を追うごとに進行していく「認知症」に耐え切れず、限界を感じていく。他人の不必要なまでの優しさへの煩わしさや、自分の心の中のイライラ。そして自分の存在意義について悩む中で人と出会い・別れ、現実に向かってまた歩みだす・・・。
三流オカルト誌の記者、柴 壮介と無気力中学教師、梶 一樹。シラケの権化のような二人が、時代錯誤の熱血空手家、屋敷 寅彦に出会い・・・。屋敷の血斗が、柴と梶のぬるい日常を揺さぶったり、揺さぶらなかったりする。着地点不明のアクション活劇。
フランス最大ギャング組織のボス”ドロン”の殺害計画のため、巨大ギャング組織のボス”ヴァルタン”によって4人の殺人狂は密かに集められた。しかし、警察には謎の「協力者」によって計画の情報が明かされていた。「協力者」の存在が明らかになった その時、殺人狂のひとりが殺されてしまう。いったい誰が・・・。見えないもう一人の存在が事件の謎を複雑に変化させる。
自分が生まれついての盲人であるにも関わらず、いつもある一人の男の子(ホル)の夢を見てしまう少女ヒカリは、いつしかその男の子に恋焦がれ、そのあまりの切なさに耐え切れず、ある占い師のもとでその記憶を消してもらうのだが、その甲斐もなくまた同じ夢を見てしまう。一方で夢の中でホルは清掃員として働いており、公園でブランコに乗っているヒカリを目撃し、彼女にリンゴを贈ろうとする。ホルが贈ったリングをヒカリが一口かじった時・・・。
2006年に京都で起こった無理心中未遂事件を脚色し、映画化した作品。尾崎修治は認知症の母、さと子を介護しながら生活していた。貧しいながらも幸せに暮らしていた二人だが、少しずつさと子の症状は悪化していく。
つばめ(29)は恋人吾郎(33)とけんかし、吾郎はつばめの部屋から出ていく。吾郎からプレゼントされた時計をたたきこわした つばめは、吾郎が出ていった時刻を指したまま止まった時計を部屋に置きつづけ、以来時が止まったように来る日も来る日も無為な日々を過ごす。そんな彼女の時間がまた動き出すまでの、つばめが心とたたかう物語。
もし人生をやり直せたら・・・、もし恋愛をやり直せたら・・・。誰もが願う”If”の世界を試せるシュミレーションプログラムの入ったCD-Rを、偶然ゴミ捨て場拾ったルカ。彼は半信半疑ながら最近仲の良いクラスメート、次に今朝街で見かけた就職活動先の女性社長との恋愛シュミレーションを始める。BadEndが繰り返されるが、HappyEndは訪れるのだろうか・・・。
清掃会社で働く一平は、10年前に事故で亡くなった長兄の代わり、息子兄弟を引き取って育てて来た。一平には、当時結婚相手がいたという。しかし兄弟を育てる為に結婚を犠牲にしたらしい。兄弟は叔父・一平の結婚に向けて、ささやかな画策を練るのだが・・・。
ケンカっ早い社長と、血のめぐりの悪い社員が勤める自動車修理工場。ある日、面接に訪れた青年は、そこでとんでもない出来事に遭遇して・・・。
大学生のたくとは、ある日耳鳴りについてネットで調べていると「耳鳴りは幽霊の声」という都市伝説を見つける。スマホで幽霊の声を録音できるという怪しげなアプリを使い、耳鳴りを録音してみることにする。すると・・・。
シングルマザーの律子はある日、中学生の娘まなみが学校をさぼっているところを目撃してしまう。1年前に自分のだらしなさが原因で離婚に至りはしたが、娘のまなみは優等生の夫ではなく、律子と暮らすことを選んだ。歯車の合わない生活、二人の間にはぎこちない空気だけが流れる。そんな時、孤独を深めた律子が相談した相手とは・・・。
「武器屋アビ」・・・。彼女を寝取られ殺意の波動に目覚めた大学生ワダは、あやしい武器屋・アビに会いに行くべく秋葉原へ足をふみ入れる。モリミキのショートムービーオムニバス全4本。
ある一日の話。目の前の他人が落としている切符。エレベーターから出るのに苦戦している女性。「私は関係ない」と考える主人公の里子だが、ダンボールをかかえて出る里子に対して、車いすの女性は・・・。
1人の少女が森で絵を描いていると、絵と同じ熊が現れた。しばらく熊を遊んでいると熊の絵を水の中に落としてしまう。すると、熊は動かなくなり死んでしまった。少女は悲しみ、獣となるが・・・。
岩手県盛岡を流れる中津川。その周りに住む若者たちの日常。「愛とは何か」「恋はしているか」「未来はあるか」。答えは、中津川だけが知っている。
同じ大学へ通う えみ と まほ と糸井は大のなかよし。えみ は隼人と付き合っているが、隼人も まほ とも肉体関係をもっていた・・・。さぁたいへん!一夜のアパートを繰り広げられる、てんやわんやの大騒動!
あるOLが、自らの手で命を絶つ。目を覚ますとそこには面接官のような男が1人。自殺することへの美学を持っていさえした彼女がその男との問答によって、後悔を超えた恐怖へと落とされる。それが復讐部屋。
役者を辞め、地元に帰るために、後輩の小林と井上と車を走らせる佐久間。原因は恋人、みさきの死。その死を引きづりながらも、佐久間は車に乗っていた。その折、バックパッカーのあすかを乗せることになる。みさきと顔が似ているあすかを見て、佐久間はみさきを回想する。
妻、良子の若年性アルツハイマーを告知された夫の正志。病状が進行していく中、良子が伊豆に行きたいと言った・・・。二人が出会った思い出の場所。伊豆に向かう二人。しかし、正志には ある決意が・・・。
職場での人間関係、友人関係、恋人との関係、周りから見たら全てがうまくいっている様に見える徹。しかし、徹の心の中は満たされてはいなかった。いつもの夢。徹の日常はそこから始まる。
「帽子を探してください」探偵事務所に突如女性が現れる。しかし、その女性は忽然と姿を消した。探偵は、ある死体遺棄事件との関係を追い始める・・・。
201X突如現れた現代兵器では絶対に倒せない実体を持った幽霊「ゴースト」。彼らに対抗できるのは地球の神秘の力「アースパワー」を持った「ゴーストハンター」だけである。ゴーストハンター無量光國義シリーズ第4作品目。國義の過去にまつわる哀しい物語。
電車を待つサラリーマン、繰り返しの毎日。ケータイだけが この退屈を紛らわす。そんな男に一筋の光・・・。男の瞳に映るものは?そして、静寂を切り裂くヘッドフォンの男。退屈なサラリーマンの毎日は どう変わってゆくのか?
高校2年生の高橋明(17歳)はバスケ部を辞めて以来、喧嘩ばかりの日々を過ごしている。一方で、弟の諒(16歳)はバスケ部で優秀な成績を取り続けているため、弟に嫉妬している。仲が良かった昔のような状況に戻れるのか。
車が故障した2人のギャングが偶然見かけた若い男を脅して逃走。しかし男の車には気を失った女が横たわっていた。不信に感じたギャングたちは男を殴り車を強奪。トランクを開けると中には なんと・・・。
絵描きの夏井愛が親友の芹沢綾のプロデュースでカフェで小さな個展を開く。しかし、直前に母親が亡くなり愛はそれをきっかけに絵が描けなくなってしまう。そんな時、水野藍という少女が現れ、愛に病気のママのために絵を描いてほしいと頼むが・・・。
精神を病んだ佐和子。夫の貴史は そんな佐和子を捨てて家から出て行った。今は妹の加奈子と暮らしている。献身的に支える加奈子だったが、佐和子の状態は良くならない。そして、佐和子の入院が決まった。入院当日、貴史が会いにやってきた。貴史は数年前のある出来事を語りだす。
「誰かや何かの弱いところがわかる能力」を持っている順也。普段はその力を使いパソコンなど機械類を解体する仕事をしているが、その力は使い方によっては人の心を壊すことも出来る為、順也はその力を持て余していた。そんな順也が唯一、自分の力で壊せないと感じている相手が、元恋人の万実子。ある日彼女が訪ねて来た事から、順也は自分の力と向き合っていく事になるのだが・・・。
いつもひとりの寂しがり屋の女の子るるこには何もないけれど幸せで平凡な生活を楽しんでいた。何気ない休日、ひょんな事からいつも愛用している物たちが動き始める。最初は驚くるるこだったが、そのうちに受け入れていつしか物たちも言葉を話しはじめる。そんな中、寂しい出来事があったが物たちは静かにるるこを応援する。うたたねの間にふとよぎる小さな夢のような切なさを感じさせる物語。
英語教師、神谷聡が家庭訪問中に起きた出来事は、すべて神谷のせいかもしれない。でもそのシンクロニシティはみんなを幸せに導いていく。
ヒデアキは、浮気相手(ミカ)のところへ向かう途中、女性を惨殺している殺人鬼の姿を目撃してしまう。殺人鬼に追いかけられるヒデアキ。ヒデアキはミカの部屋に逃げ込むが、そこにも殺人鬼が追いかけてきて・・・。
主人公タカヒロの身に、異変が生じる。宇宙人の子供を宿したのだ。タカヒロは、不安な日々を送るが周囲の支えもあり、無事出産する。
両親に傷つけられた過去から「ありのままの自分でいられる場所」を求めて東京にとびだしてきた あゆみ。しかし、求めれば求めるほど「ヤリマン」とレッテルを貼られ、居場所を失ってゆく。そんな時バイト先の同僚で さえない中年男の祐司が「うちに来れば」とあゆみを誘う。しかし・・・。※作品中に過激な性描写を含みます
閉館時間を過ぎ、ビルに閉じ込められた三人。ふとしたことから、互いに同じ人と付き合っていることが分かってしまう。閉塞した空間の中で、徐々に関係がこじれていく。
学生時代からずっと自主映画を撮り続けてきた監督の矢雲。日々の生活や以前起きた仲間とのいざこざなどで、映画から遠ざかっていた。ある機会に恵まれ「作る宣言」をする。ものの全くアイディアが出なくなっていることに愕然とする。仲間や家族と気持ちをぶつけ合ううち、本気で映画が作りたいんだと気づく
絵本の中から飛びだしてきた主人公「アリエス」が、絵本の世界を探検していくストーリーです。絵本の森で遊んでいたアリエスは見たこともないような、お菓子の家を見つけます。思わず家に飛び込んだアリエスは、不思議な出来事に巻き込まれ・・・
フリーランスのイラストレーターとして生活をしている陽香。現実を明確にし、何かを忘れ都合よく絵を描く日々。再開した旧友の麻美は画家として絵を描いている。「私は本当に創っているのだろうか?」・・・描くということ。創るということとは。夢の途中ではない現実を生きる。
男のもとに差出人不明のパーティー招待状が届くが、場所も何も書かれていない。ある日、急な雨の為、とあるBARに入ると、バーテンダーが男に語りかける。「お待ちしていました。パーティーは始まっています」
キクオは最近、彼女のサクラに別の男ができたのではないかと疑う。しかし、サクラを尾行しても怪しい所はなかった。しかし、キクオには知らない、ある秘密があった。
朝は出社ギリギリ。夜はネットにTVと時間を持て余す女のもとに、一通のメールがくる。「余った時間、買取ります」その日から、時間を売っては買う生活で日常が一変する。
主人公の瀬良五郎の妻が他界してから、頼りない父と距離をおくようになった娘の実。7年後、五郎は失業していることを隠しながら喫茶店の店長の秋津千穂と付き合っていたが失業していることがバレる。実も仕事先の尾崎亮と付き合っているが、突然 妻子がいることを打ち明けられる。親子の恋愛がくずれていく。