作品名 | 円罪 |
---|---|
製作者 | 中泉裕矢 |
上映時間 | 24:55 |
内容 | 高校時代にひどいいじめを受けていた幸村慎二の元に同窓会の知らせが届く。会場で幸村を誰よりも待ち望んでいたのは、いじめの元凶、姫岡和也だった。 |
中泉監督より大賞受賞のコメント | |
---|---|
![]() 監督として初めての映像制作作品で、このような大きな賞を頂き本当にありがとうございます。Jim×Jimアワードの皆様にはもちろんのこと、この場を借りて、関わってくれた役者、スタッフ、そして脚本家にお礼を言わせて下さい。 一人で作った作品では決してありません、皆さんの協力と作品へのご意見を参考にさせて頂いた結果です。 まだまだこれからですが、自分が監督作品の時は『撮影現場は楽しく』は変えずに作り続けます。 |
|
脚本家クマテ ケイさんの作品解説 | |
犯罪者の家族は、世間一般からは大概白い目で見られる。近しい者として『同罪』の札を貼られるからだ。しかし、それは本当は肉親のみの問題ではない。友人、知人、恋人、そして他人。すべての人間関係が絡み合って、罪は出現する。罪は誰かの手によって生まれるわけではない。 人々を繋ぐ糸にかかっている皮膜のようなものだ。その皮膜のしわ寄せを受けた人間が表出させてしまうだけだ。膜を帯びた人間全員が『同罪』といえるだろう。 知り得ない悲劇すらも無関係とは言い難い。その膜はときに巨大で、いびつな円の形をしている。 |